Q.データの作り方のルールはありますか?


 A.あります。

 ・データの種類やバージョンについて

 ・フォントのアウトライン化

 ・細すぎる(小さすぎる)データ

 ・レターパックライトで全国370円均一で送れるようにする

 ・台紙(余白)の大きさへのこだわりの有無

 ・レイヤー分けの禁止

 ・色について



【データの種類やバージョンについて】

ここで指すデータというのは「Adobe Illustrator」です。
※Adobe Illustratorで作られたPDFでも可能。

たまにお客様から「Illustratorのデータを送ります」と言われ、
WordやExcelなど作ったものを画像にし、それをIllustratorのファイルに
貼り付けただけという方がいらっしゃいますが、それは対象外です。

また、Illustratorのバージョンは何でも対応しています。


【フォントのアウトライン化】

フォント(書体)をそのまま送っていただきましても、
当方にそのフォントがインストールされていない場合は、
正しく表示されません。
ですからアウトライン化する必要があります。
フォントをアウトライン化すると、文字ではなく図形化されるので
認識できるのです。


※一度アウトライン化したフォントは、元に戻すことができません。
もし今後そのデータを変更する可能性がある場合は、
アウトライン化した場合は必ず別名保存して、手元にアウトライン前の
データを保管されることをおすすめします。


◎ アウトライン化の方法
1. [選択]→[すべてを選択]
2. [書式]→[アウトラインを作成] 


アウトライン化



【細すぎる(小さすぎる)データ】

1.5mm以下の幅の線はご遠慮ください。


パソコンでデータを作成する時は、拡大して作業するので、
原寸のサイズがわからずご注文いただくことがあります。
例えば、以下の画像のようなサイズではカットできませんので、
データを作られましたら、一旦プリントアウトしてご確認ください。

文字の線




【レターパックライトで全国370円均一で送れるようにするには】

ポスト投函で終了なので、万が一配達会社による破損や紛失があった場合の
補償はありませんが、何といっても全国一律料金と価格が魅力的です。
ただし、郵送可能なサイズは、A4(297mmx210mm)以内です。

なので、A4以内にする必要があります。
とは言っても、A4以上は絶対に無理かといえば、そうでもありません。
A4以内に収まるように折れば可能になります。

ただ、どんなデザインでも折れるわけではありません。
文字間で折れるスペースがないとダメです。


A4レイアウト

図で解説しますと、上の「城愛音個展」は線Aで折れてA4サイズ以内にまとまります。

線Bは作家名はOKでもタイトルの文字にかかってしまってダメです。

線Cは文字にかかっていませんが、どちらで折っても片方がA4サイズ以上になります。

線Dは文字にはかかりませんが、アンダーバーに干渉してしまってダメです。



【台紙(余白)の大きさへのこだわりの有無】

必要なステッカーの部分以外の台紙の大きさが絶対守らないといけないのか、
または必要な部分があれば台紙の大きさはこだわらないのかです。

・台紙の大きさはこだわらない場合

余白部分は適当に作ったので必要なステッカーの部分があればOKという場合は、
無駄に高くならないように工夫して、こちらで製作します。

・台紙の大きさにこだわる場合

例えば、貼る際に貼りたい所の基準となるポイントに合わせたい時などです。
わかりやすく言うと、余白の角と貼りたい所の角を合わせておくと
貼る際にそこを基準にできるので測らなくて良いというような場合です。



【レイヤー分けの禁止】

たまにレイヤーを何層かに分けて送ってこられる場合があります。
例えばレイヤー1に「パターンAのステッカー」、
レイヤー2に「パターンBのステッカー」などです。
1つのステッカーに対して1ファイルのデータを送るより、
レイヤーで分けて送る方が楽(ファイル数が増えない)という
理由があるのはわかりますが、見落とす原因にもなりますので、
レイヤーを何層かに分けて送らないようお願いします。
 



【色について】

同色のシート一色の場合は、データは黒一色で大丈夫です。
(本当は、中が透明で縁が黒になるようにしていただけるとありがたいです)

複数の色のシートを使用する場合は、データの段階で色は分けて表現ください。
ただし、モニターで見る通りの色と多少は異なります。